●所在地:東京都練馬区

●交通:西武池袋線石神井公園駅より国際工業バス・西武バス成増行きで土支田2丁目下車徒歩5分。石神井公園駅より国際工業バス練馬車庫行きでも土支田二丁目に行きます。もちろん東武東上線成増から石神井公園行きに乗っても大丈夫です。(2001年現在)

●知名度:新聞等でも取り上げられるようになり、かなり知名度はあがってきました。土日は結構混雑しますので、道を踏み外してカタクリの花を踏まないように注意してください。

 カタクリ 東京都練馬区 清水山憩いの森
■見頃■
 3月下旬〜4月上旬頃
 2001年の4月2日に訪れましたが、沢山の花が咲いていました。例年ですと4月上旬が一番花が多くなるそうです。

■コメント■
可憐で淡いピンク色のカタクリの花は、早春の花として非常に人気がある花です。カタクリの花の名所というと信州や箱根など高原のイメージが強いのですが、実は東京23区の練馬区に、カタクリの花が自生しているところがあります。
  白子川に面した清水山憩いの森は、武蔵野の森の雰囲気を残した貴重な場所で、そこの北斜面にて3月下旬頃から4月下旬にかけてカタクリの花の群生がみ られます。カタクリは一株あたり1週間ほどしか花を付けませんが、たくさんの株が次々とリレーしながらピンクの花が群生する光景を作り上げています。
  さて清水山憩いの森のカタクリですが、最近では新聞でも取り上げられるようになって多くの人が訪れるようになりました。もし人混みをあまり好まないの でしたら、すぐそばにある稲荷山憩いの森に行ってみてください、清水山よりも規模は小さいですが、ここでもカタクリの花の群生がみられます。またこのあたりの白子川は桜の木が川面に覆い被さるようになっており、非常に見事です。花の時期もほぼ同時期ですので、白子川の桜と一緒に楽しむことをお奨めします。
カタクリはピンク色の可憐な花です。でんぷんのことを片栗粉といいますが、もともとはこのカタクリの球根から採取していたことからその名前が付きました。かつては都内にも至る所でみられた花だそうです。
 ご覧の通り住宅地の中なのですが、今では高山植物の一つとして数えられるカタクリの花が群生しているのに驚かされます。すべて自生です。
 訪れた日は平日でしたが、結構見物客が訪れています。歩道の幅が狭いので、カタクリの 生えているところに踏み込まないよう注意して歩いてください。
清水山が混雑しているときは、白子川沿いの道を下流の方向に歩き、最初の橋のところを右に曲がったところにある稲荷山に行ってみてください。規模は小さいですが、ここでもカタクリの群生がみられます。
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